入院時の経済的リスク②雑費・食事代等
入院時には医療費以外に、健康保険適用外の費用が掛かることがあります。
健康保険適用外ですので全額自己負担になります。(高額療養費制度も対象外になります。)
前回あげた差額ベット代以外にも以下の費用が自己負担額として入院時にかかる可能性があります。
・食事代
この食事代は平均的な家計の食費などを参考にしながら厚生労働大臣が定めることになっています。 「入院時食事療養費」として、1食につき460円(所得区分が一般の場合。以前は260円でしたが、2016年度から360円、2018年度から460円に引上げされました。) がかかります。
・お見舞い費用
入院の場合、治療を受ける本人は病院内にいますが、付き添いや面会のために家族が病院を訪れる場合は交通費がかかります。 自宅から徒歩や自転車で通えれば良いのですが、電車代やバス代、自家用車のガソリン代や駐車場代などは、長期になると負担が大きくなります。 また病院が遠方にある場合はホテル代など、宿泊費がかかる場合もあります。
・快気祝い(お見舞い返し)
退院して、病気が回復した際にお見舞いに来てくれた方への報告を兼ねて渡すお礼です。
・消耗品
パジャマや下着、ティッシュ、洗面用具など日用品への出費があります。 ベッドサイドにあるテレビは有料のため、見るためにはプリペイドカードを購入するなどします。 (料金は病院により異なります。)
医療費や差額ベッド代とこれらの周辺費用を含めた一日あたりの平均入院費用は23300円となっています。 (生命保険文化センター 令和元年度 生活保障に関する調査による) 平成22年度の調査では16000円でした。
現在加入している保険では入院したとき1日あたりいくら給付される保険になっておりますでしょうか。
ご健康なうちに一度確認することをお勧めいたします。
弊社では、現在加入している保障内容についてのご相談や入院時に安心して治療に専念できる医療保険のご提案も しておりますので、お気軽にご相談ください。
(岩間)