一生涯にかかる医療費

巷でも人生100年時代という言葉があふれておりますが、実際一生涯ではどのくらいの医療費がかかるか、ご存じでしょうか。
厚生労働省は、毎年、生涯医療費を推計しています。これは、年齢階級別の1人当たり国民医療費や死亡率が変化しないと仮定した場合に、 生涯でいくらの医療費が必要になるかを推計したものです。2015年度の生涯医療費は、2,700万円(女性は2,822万円、男性は2,584万円)となっています。
なお、生涯医療費の約6割(男性は56%、女性は60%)は65歳以上。約4割(男性は36%、女性は44%)は75歳以上にかかります。
 
もちろん日本は公的保険制度もありますので、現状では3割負担ですから自己負担する金額は約800万程、そのうち400~500万円が65歳以上で かかる計算になります。
65歳以降、収入が減ることはあっても増えることは考えずらいため、少ない金額ではないはずです。
また、本来病気やケガについては何度発生するか予測ができるものではありませんので、ここに挙げた以上の金額がかかる可能性もあります。
高齢期の医療費への備え、十分にできておりますでしょうか。
 
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