先進医療② 重粒子線治療
先進医療の中でもかなり高額な治療として、重粒子線治療があります。
エックス線ではなく炭素イオン線を利用する治療の為、通常の放射線治療とは異なり、 強いエネルギーでがん細胞に対して大量照射が可能になります。 この治療の一番の特徴は、通常のがん細胞を切除する手術に比べて、痛みや合併症、副作用が少ないという部分です。
重粒子線治療は日本発で始まった治療で、国内に5か所の治療施設がありますが、 これは現在世界一の規模です。 年間の実施件数も1558件(平成29年度)となっておりますので決して少ない数ではありません。
ただ、一回当たりおよそ300万円自己負担費用がかかる為、民間の保険に入っていなければご自身で 費用を捻出する必要があります。また、医療機関の数は限られていますのでと遠方の施設に出向く場合は 数日間の入院費、宿泊費、交通費がかかる可能性があります。
先進医療の保障に加入されている方は多くなってきていると思いますが、 必要十分な保障額のご準備はできておりますでしょうか。 また交通費などの周辺費用にも備えられる保障になっておりますでしょうか。 弊社では両方に対応できる保険のご紹介もしておりますのでぜひご相談ください。
「先進医療」および「患者申出療養」は、は厚生労働大臣が認める医療技術です。 これらは医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状等)および実施する医療機関が限定されています。 また、医療技術・適応症・実施する医療機関は随時見直されます。