入院日数の短期化
以前と比べ、入院時の入院から退院までの入院日数が短くなってきています。
厚生労働省の資料によれば、1984年に54.6日だった入院日数は、15年後の1999年には39.8日に、さらに15年後の2014年には29.9日に縮小しました。 その後も入院日数は減少を続け、2016年には28.5日となりました。
主な理由としては2つあります。 一つは医療技術が進歩し長い入院を必要としなくなったことです。 内視鏡手術や腹腔鏡手術といった治療方法は聞いたことがある方も多いかと思います。 開腹手術よりも体への負担が少ない為、退院後の通院で治せるようになったケースも多いようです。
もう一つは政府の政策が、医療費適正化対策の一環として入院日数の短期化を目指しているということです。 病院が受け取る診療報酬の制度において入院日数を少なくする方が有利になる体系が導入されています。
このような傾向がある一方で脳血管疾患の場合は平均で約90日、精神疾患系の病気では180日を超える入院日数となっています。 現在加入している保険では短い入院・長い入院、両方に備えることができる内容になっておりますでしょうか。 どのような病気になるのか、いつ何回病気にかかるか、予測が立てづらいものです。
弊社では、様々なリスクを考慮しながら病気やケガの際に役立つ保険のご提案や現在加入されている保険のお見直しをサポートさせていただいておりますのでお気軽にご相談ください。