【豆知識】生命保険「がん」治療編⑲

【豆知識】生命保険「がん」治療編⑲

 

7.再発した場合の治療

再発とは、治療によって、見かけ上なくなったことが確認されたがんが、再びあらわれることです。原発巣やその近くに、がんが再びあらわれることだけでなく、別の臓器で「転移」として見つかることも含めて再発といいます。大腸がんが再発する部位は、肝臓、肺、局所(がんがあったところの周辺)、腹膜、リンパ節で、吻合部(手術で腸管を縫い合わせたつなぎ目)に発生することもあります。
進行したがんほど再発率は高くなります。粘膜内にとどまるがん(0期のがん)はがんを完全に切除すれば、再発を起こすことはほとんどありません。期では約6%、期では約15%、期は約30%の再発率です。再発する人の約85%は手術後3年以内に、95%以上は5年以内に見つかります。
治療法としては、手術、薬物療法、放射線治療が中心です。再発といってもそれぞれの人で状態は異なりますので、状況に応じて治療法やその後のケアを決めていきます。
手術は、再発した臓器が1つで、完全に切除できる場合に検討します。再発した臓器が2つ以上で、それぞれが切除できる場合は手術を検討してもよいとされています。切除できない場合には、体の状態や再発した部位に合わせて、薬物療法や放射線治療または対症療法が勧められます。
なお、吻合部での再発や局所再発の場合は、手術によって治癒する可能性もあります。がんの再発によって腸閉塞になった場合は、バイパス手術や人工肛門(ストーマ)を作ることで食事ができるようになることがあります。
詳細については、「国立がん研究センターがん情報サービス」「大腸がん(結腸がん・直腸がん)治療」のホームページにてご確認ください。表や図解が御座います。
 
大腸がん(結腸がん・直腸がん) 治療:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)
 
「国立がん研究センターがん情報サービス」のホームページより出典
 
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