【豆知識】生命保険の必要性

【豆知識】生命保険の必要性

前回、大腸がんになった場合の治療の選択の仕方等を見てきました。
ここで、治療費についてみていきましょう。
1)健康保険が適用できる治療
2)健康保険が適用できない治療
とに分かれ、2)健康保険が適用できない治療の中に
①先進医療でないと受けられない治療
②自由診療でないと受けられない治療
とに分かれます。
1)の健康保険が適用できる治療は、年齢により自己負担金の割合が決まっている分を支払えば、治療が受けられます。
2)の健康保険が適用できない治療は、全額自己負担の治療となり、かなり高額になりうる治療となります。
例えば、陽子線治療の場合の費用について(陽子線治療の費用についてから抜粋)
陽子線治療に要する費用は2,941,000円です(令和元年10月より)。陽子線治療は厚生労働省より先進医療として認可されたもので、陽子線治療に関わる費用は一部疾患を除き、保険適応外になります。その他の検査や入院、または化学療法などの薬物療法などは保険適応になります。つまり、本治療以外の保険診療はすべて通常どおりに扱われます。
参考:陽子線治療の概要 | 国立がん研究センター 東病院 (ncc.go.jp)
 
上記の治療をされる場合、実費負担となりますので、2,941,000円を自己負担しないと治療が受けられません。お金に余裕のある方は、自己負担できると思いますが、一般の方が負担するには、金額が大きいためかなりの負担になることでしょう。
そこで、民間保険会社などのがん保険や医療保険に加入していれば、支払われることがあります。加入していてよかったと思えるでしょう。
ただし、民間保険会社などのがん保険や医療保険で、支払われるもの(先進医療給付など)がありますが、支払い要件に合わせ保険金や給付金をお支払するものであり、すべてが一律の支払い要件ではありませんので、加入している保険で支払われないこともあります。
したがって、どの部分でどのように支払われるかを加入者(被保険者)が把握しておかなければ、「いざ」という時に頼りにならなかった。となるでしょう。
そうならないように皆様が、がん保険や医療保険に加入している場合は、ご加入の保険会社へ問い合わせの上、確認しておくことをお勧めいたします。
   
ご不明な点などございましたら、損害サービス部直通:0120-996-520までお問い合わせください