【豆知識】事業保険について⑥

【豆知識】事業保険について⑥

 
請負賠償責任保険など工事にまつわる保険(最近は総合保険化されています)
工事現場でのリスク(危険)を考えてみましょう。
例① 工事現場で足場などが崩れ、通行人や通行車両にあたってしまい、損害を与えた。
例② 工事現場で建設資材が盗まれた。
例③ 工事現場で火災が発生し、建設したものや置いていた資材が燃えて再度調達が必要となった。
例④ 工事現場でリースした重機を破損させてしまった。
などで、
例① 請負賠償責任保険または「各保険会社の総合保険」でカバーします。
例② 建設工事保険(組立保険)または「各保険会社の総合保険」でカバーします。
例③ 建設工事保険(組立保険)または「各保険会社の総合保険」でカバーします。
例④ 請負賠償責任保険または「各保険会社の総合保険」でカバーします。
上記から、複数の契約をするか、「各保険会社の総合保険」で1契約でカバーするかとなります。
 
それぞれ、事故が発生した場合は、警察署や消防署へ連絡していただいた後、保険会社へ「事故発生日時と事故発生状況」をご報告ください。その後保険金お支払いできる場合は必要書類等を打ち合わせいただき、各手配をしていただきます。その後保険金請求書と一緒に返送いただきます。保険会社にて損害額の算定をし、損害保険金をお支払いいたします。

事故発生→警察署や消防署へ連絡→保険会社(代理店)へ事故報告→保険会社(代理店)から必要書類発送→必要書類返送→損害額算定→金額打合せ後保険金支払

 
※重要です。①と④については、事故相手と保険会社との直接の示談交渉は弁護士法により禁止されております。
「自動車保険は示談交渉をしているのになんでだ」「示談交渉権のない商品は意味がない」などと思われている方が多数いらっしゃるみたいです。
企業賠償保険(補償)は「法律」で事故相手との示談交渉ができないことをご理解くださいますようお願いいたします。(各保険会社共通)
 
参考:2023年12月15日から18日掲載の【豆知識】損害保険(示談交渉権付保険または示談代行制度)①から④をご覧ください。
保険会社が、示談代行サービスをいかに勝ち取ったか理解できるかもしれませんね。

ご不明な点などございましたら、損害サービス部直通:0120-996-520までお問い合わせください