【豆知識】「公的年金財政状況報告ー令和4年(2022)年度ー」について⑥

【豆知識】「公的年金財政状況報告ー令和4年(2022)年度ー」について⑥

被保険者の現状及び推移 (第2章第1節より抜粋)

1.公的年金の被保険者数の推移
2.被保険者の年齢分布
3.被保険者の年齢分布の変化(厚生年金計)
4.被保険者の年齢分布の変化(短時間労働者)
5.被保険者の年齢分布の変化(国民年金第1号)
6.被保険者の年齢分布の変化(国民年金第3号)
7.厚生年金の標準報酬月額別被保険者の分布
8.適用拡大前後の短時間労働者の年齢分布の変化
9.適用拡大前後の短時間労働者の標準報酬月額別分布の変化
上記9項目ありますので、ポイントを見ていきましょう。
引き続き図解は下記ホームページを参照ください。
1.公的年金の被保険者数の推移
○ 令和4(2022)年度の公的年金制度全体の被保険者数は0.2%増加。国民年金第1号被保険者と第3号被保険者の被保険者数が減少したものの、厚生年金の被保険者数が増加。 ○ 厚生年金の被保険者数の増加率は1.8%であり、このうち短時間労働者を除いた被保険者数の増加率は1.3%、短時間労働者の被保険者数の増加率は44.9%(男性40.4%、女性46.5%)。
2.被保険者の年齢分布
○ 令和4(2022)年度末の被保険者の年齢分布をみると、厚生年金計では45~49歳及び 50~54歳の割合が最も大きく、国民年金第1号被保険者では20~24 歳の年齢階級、国民年金第3号被保険者では50~54 歳の年齢階級の割合が最も大きい。 ○ 厚生年金被保険者のうち短時間労働者(厚生年金に占める割合は1.8%)では、男性は60歳以上の被保険者が多く、女性は45~64歳の被保険者が多い。
3.被保険者の年齢分布の変化(厚生年金計)
○ 厚生年金計の男性では、最も被保険者数が多い年齢階級が10年前は35~44歳、5年前は40~49歳、令和4(2022)年度末では45~54歳にシフト(団塊ジュニア世代)。 厚生年金計の女性では、5年前と比べて15~19歳及び40~44歳を除き被保険者数が増加。 ○ 被保険者数を人口比でみると、5年前と比べ、若年層(男性の15~19歳及び25~29歳、女性の15~19歳)を除き上昇。65~69歳ではこの5年で、男性が24.1%から35.8%に、女性が9.3%から15.8%になっており 、65歳以上の雇用が進展。
4.被保険者の年齢分布の変化(短時間労働者)
○ 厚生年金計のうち短時間労働者(厚生年金に占める割合は1.8%)については、5年 前と比べ、令和4(2022)年10月施行の適用拡大により短時間労働者の被保険者数が大 幅に増加したことから、男女とも全ての年齢階級で被保険者が増加。 ○ 被保険者数を総人口比でみると、5年前に比べ、男女とも全ての年齢階級で上昇。   次回へ続きます。
出典:厚生労働省ホームページ 別添2 公的年金財政状況報告ー令和4(2022)年度ー概要
001231389.pdf (mhlw.go.jp)

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